発酵食品酒粕のからだにうれしい効能

酒粕は伝統的な発酵食品であり、古くから酒粕を用いた甘酒や粕漬け、粕汁など日本人に大変親しまれてきました。日本酒を絞った残りであることから名前に「かす」という文字がつく酒粕ですが、糖質やたんぱく質、ミネラルをはじめ、アミノ酸に食物繊維などといった栄養素を豊富にバランスよく含んだ発酵食品です。これほど多くの栄養素を含んだ酒粕は、日本酒の残りかすとして扱うにはあまりにももったいない大変優れた健康効果と日本酒の残りかすだからこその美容効果も持っているのです。

コレステロール値を下げる健康効果

酒粕には動脈硬化の原因となる悪玉コレステロール値を下げる効果があります。日本酒の原料である米に含まれる「レジスタントプロテイン」というたんぱく質の効果によるもので、米をアルコール発酵する過程で麹が米の持つレジスタントプロテインをむき出しの状態にして、余分な油分や脂質を吸着しやすい形へと変えてくれるためです。さらに胃で消化されにくいレジスタントプロテインは、朝までそのまま到達することができるので、吸着させた余分な脂質などを便とともに体外へと排出することができるのです。

腸内を整える健康効果

先に述べた、たんぱく質「レジスタントプロテイン」は便通をよくし、腸内環境を整える効果をもたらします。これは胃を通過したレジスタントプロテインがそのまま腸へと進んで、腸内で吸着させた脂質などの脂分で便を柔らかくし、スムーズな排便を促すためだと言われています。

若々しさを保つ健康と美容効果

体に必要な栄養分をバランスよく摂取し、不要なものはスムーズに排泄するという働きが繰り返されると、細胞はいきいきと生まれ変わることができます。血液の流れを良くし、内臓の働きも活発になります。このように体の内面から健康的に活気付くことによって、十分な潤いとハリ、つやを持った肌や毛髪を美しく保っていられることは、人の心や表情を明るく元気なものにしてくれます。

酒粕には疲労回復に効果的なビタミンB群も豊富で、老化防止や血行を促進するアデノシンという成分も多く含有しています。さらに美白効果のあるアルブチン、肌の保湿を促すアミノ酸なども含まれていますが、これは酒粕のもととなる日本酒づくりい欠かすことのできない酵母菌の働きと深い関係があると言われています。いずれにしても、こうした酒粕の効果を存分にいかして、若々しさを保っていくためには他の発酵食品と同じく、毎日摂取することがとても重要になってきます。

食材のおいしさを引き出す効果

酒粕にはうまみ成分であるアミノ酸が豊富に含まれています。原料の米にもともと入っているものに加えて、日本酒の発酵に必要な麹と酵母菌によって生み出されるものであり、酒粕は日本酒を絞った後の残りではありますが、同時に副産物でもあり、栄養分はしっかりととることができるのです。このアミノ酸を他の食材の持つうまみ成分と合わせれば、これらの相乗効果によって、より食材のおいしさを引き立てあうことができるのです。

先にも述べたように、残りかすにしてしまうには、あまりにももったいない栄養豊富な酒粕ですが、人間が生きていくのに欠かすことのできない酵素が多く含まれているのも、とても重要なポイントです。体内の酵素には、消化酵素と代謝酵素とがあり、消化、吸収、代謝、排泄といった一連の流れに密接に関わっています。消化酵素と食物酵素は食べ物で補うことができますが、代謝酵素は体内でつくるほかありません。酒粕などの発酵食品のような酵素の多く含まれたを毎日食べることは、代謝を助けることへもつながっていき、健康な体づくりや美肌効果を生み出していくこととなるのです。

発酵食品  発酵食品

コメントは受け付けていません。