発酵食品の効果的な食べ方

発酵食品とは

日本は、発酵大国とも言われています。発酵食品をつくり出す菌の働きは、医療・バイオテクノロジーなどにも活かされている技術でもあります。腸内細菌は免疫力の70%をつくり、腸内細菌のバランスが良い環境が、免疫力を増強させます。微生物は化学反応の過程で酵素を生産し、この酵素が抗炎成分やドーパミンやセロトニンなどの幸せ物質の前駆体を脳に送る神経伝達物質を生み出します。細菌・カビ・酵母などの目に見えない微生物が有機物を分解し、人間にとって有益な物質を作り出すことを発酵といいます。美味しくて栄養のあるものが発酵食品です。

発酵食品を効果的に摂るために大切なことポイント5つ

①加熱し過ぎない

発酵食品に棲みついている菌のほとんどは、加熱すると死んでしてしまいます。死菌は、腸内の善玉菌のエサになります。また、加熱により酵素の働きもなくなります。生きた菌ごと食べることが大切です。

②食物繊維をたっぷり食べる

腸内環境を良くする善玉菌は、食物繊維をエサにします。食物繊維を意識して食べることが大切です。

③添加物を使用していないものを食べる

防腐材などの添加物は、細菌類を殺してしまいます。また、抗生物質や殺菌剤も同じです。出来るだけこれらを使用していないものを食べることが大切です。

④体内体温を上げる

腸内細菌は、腸内温度が34度以下になると死滅し、癌細胞が増殖し始めます。日光浴や、温かいものを食べて五臓六腑を温めることが大切です。

⑤野菜と一緒に食べる

野菜に含まれるフィトケミカルは、高い抗酸化力をもっています。活性酸素を除去し、免疫力を高めるために一緒に摂ることが大切です。

発酵のチカラ

微生物が生み出すたんぱく質の一種である酵素の働きで、食品を変化させることを発酵といいます。
味噌、醤油、酢、納豆、パン、チーズ、ワイン、ビールなど、この働きを利用して昔からつくられてきた食品です。それらの食品は、発酵の恩恵を受けて美味しくなります。でんぷんが糖類に分解され「甘味」が増し、たんぱく質がアミノ酸に分解され「旨味」となります。

<菌の分解により食品が変化した例>

乳酸菌が分解:牛乳→ヨーグルト

麹菌が分解:大豆→味噌

酵母菌の分解:強力粉→パン

発酵食品の質

昔ながらの製法でつくられた発酵食品は、菌が生きています。大量生産するために、発酵時間を短くするための添加物が使用され、発酵が進みカビが生えないよう滅菌して出荷されている発酵食品は、菌が死滅しています。これらを見極める目をもつことが効果的に食べる基本です。見極めのポイントは、ラベルの原材料名を見ます。例えば醤油は大豆・小麦・塩のみで作られます。それ以外のものは添加物です。原材料名が、シンプルなものが、質のよいものともいえます。また、原材料の大豆や小麦自体が、どのように作られたかものかということも大切な要素です。

理想的な菌のバランス

腸内細菌は、善玉菌・悪玉菌・日和見菌の3種類が2:1:7の割合になっているのが理想的です。
善玉菌は、消化吸収を助け、腐敗物質を分解し、ビタミンを合成し、腸内を綺麗にし、健康を維持するために働きます。悪玉菌は、腸内を腐敗させ、発癌物質をつくり、健康を阻害します。その反面、消化しにくいたんぱく質を分解し、善玉菌を活性化する働きもあり、なくてはならない存在でもあります。日和見菌は、どちにもなる菌で、身体が弱ってくると悪玉菌になります。腸内を弱酸性にするために発酵食品を摂ることが、生活習慣病予防に繋がります。

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