日本人になじみのある海外発祥の発酵食品一覧

海外でも昔から発酵食品作りが盛んに行われていました。時代とともに日本に伝わった海外発祥の発酵食品は日本の食卓に根付き、日本独自の進化を遂げているものも少なくありません。

ヨーグルト

ヨーグルトの発祥は紀元前3000年頃のブルガリアだとされています。ヤギの皮で作った袋に入れて持ち運んでいた生乳が自然発生したバクテリアの作用で発酵したものがヨーグルトの原型となりました。
ヨーグルトが日本に伝わったのは飛鳥時代のことです。当時のヨーグルトは貴重なものであり、高貴な人々の薬として扱われていました。
庶民の間でもヨーグルトが知られるようになったのは酪農が盛んになり生乳の取り扱うことができるようになった室町時代以降です。
加糖ヨーグルトは日本独自のもので、海外ではプレーンヨーグルトの販売が主です。
ヨーグルトは乳酸菌を混ぜた牛乳を発酵して作ります。
そのまま食べるだけでなく、サラダや肉料理、菓子作りの材料としても利用されます。

チーズ

チーズの発祥時期は先史時代だとされています。動物の胃で作った袋に入れて生乳を持ち運ぶ際、偶然発酵が起こり、チーズが完成しました。
日本にチーズが伝わったのは江戸時代と言われています。オランダからチーズを輸入するだけでなく、国内でもチーズ生産が始まりました。
チーズは牛乳にクエン酸を加え、発酵させて作ります。
チーズの食べ方はそのまま食べたり、グラタンやピザなどの焼き料理にのせたり、ハンバーグやカレーのトッピング具材として利用したりと多岐に渡ります。

キムチ

キムチが完成したのは18世紀以降とされています。それまでも「キムチ」という食べ物は存在していましたが、野菜の品種改良が進んでいなかったこと、粉唐辛子ではなく千切り唐辛子を利用していたこともあり現在のキムチとは違った形をしていました。
日本に伝わったキムチは日本人の口に合うよう独自の進化をとげ、本場韓国のキムチと比べると辛味が控えめのキムチが主流となっています。
キムチは塩、粉唐辛子、にんにく、生姜などを混ぜ合わせた香辛料を野菜に刷り込み、発酵させて作ります。
キムチはご飯のお供としてだけでなく、炒め物やサラダの具材としても利用できます。

ピクルス

ピクルスの発祥時期はまだ解明されていませんが、製造会社があったとの記述が残されているため少なくとも13世紀にはすでにピクルスが存在していたことが分かっています。
日本では野菜の酢漬けという認識が強いため発酵食品というイメージはあまりありませんが、元々は塩漬けした野菜を発酵させた発酵食品です。
ピクルスは漬物として食べたり、養殖の具材として利用したりします。

パン

現在のようなふわふわとした食感のパンが誕生したのは紀元前3700年頃とされています。それまでは発酵の工程がなかったため硬いパンでしたが、自然発生の酵母菌や乳酸菌がパン生地についたことから偶然柔らかいパンができ上がり、それが広まっていきました。
パンが日本に伝わったのは安土桃山時代のことです。ポルトガルの宣教師によって西洋のパンが伝えられました。
海外では主食となるパンが主流ですが、日本では菓子パンや惣菜パンなど様々な種類のパンが販売されています。
パンは小麦、塩、水を混ぜ合わせたものにイースト菌を加えて発酵させた後に生地を焼いて作ります。

味噌

味噌は日本発祥というイメージがありますが、発祥地は中国とされています。日本に味噌が伝えられたのは、飛鳥時代の7世紀頃という説が有力です。
室町時代になると大豆の生産量が増えたため農民たちが自家製の味噌を作るようになり、庶民たちの間でも味噌が浸透しました。今に伝わる味噌料理のほとんどがこの時代に作られたと言われています。
味噌は煮た大豆に塩と麹を混ぜ、発酵させて作ります。
味噌の利用方法は様々で汁物、炒め物、煮物の味付けに大活躍します。

米酢

米酢の発祥時期は紀元前5000年ごろの古代バビロニアとされています。この頃の米酢は現在とは違い、飲み物や薬という扱いでした。
日本に米酢が伝えられたのは4~5世紀ごろと言われています。中国から酒を造る技術とともに米酢の醸造技術が伝えられ、今の大阪府で造られるようになったのが始まりです。
作り方は米、米麹、水、ドライイーストを混ぜ合わせたものを発酵させ、漉して作ります。
すしや酢の物の味の要として利用されます。

ワイン

ワインは世界最古の発酵食品とされており、役8000年前にはすでに存在していました。
「後法興院記」という書物にワインについての記載があることから、日本にワインが伝わったのは13世紀頃と言われています。
日本で本格的にワイン生産が行われるようになったのは、文明開化を受けて西洋文化を積極的に取り入れるようになった明治時代以降です。
ワインは潰したぶどうの果汁に酵母を加え発酵させて作ります。
飲料として飲むだけでなく、煮込み料理に利用することもあります。

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