日本を代表する発酵食品の主な有効成分の一覧

日本は気候や風土に恵まれていたことから、古くから発酵先進国であり、味噌、醤油、酢など多くの発酵食品を生み出してきました。発酵食品は日本人の食生活に欠かせない存在として日常的に摂取され続け、健康面、美容面においても絶大な効果があると注目をされています。今回は日本を代表する発酵食品には、どのような有効成分が含まれているのかを考えていきます。

味噌

大豆由来の有効成分を多く含む味噌は、日本人にとって最も身近であり長く親しまれてきた発酵食品です。発酵の過程で生まれる「メラノイジン」という褐色色素には、体をサビから守る強い抗酸化作用があります。また高血糖予防や血液サラサラ効果、体脂肪の撃退、疲労回復にも大変有効です。味噌汁はそんな味噌を手軽に摂れる家庭料理ですが、塩分もそれほど高くないので、たとえ毎日飲んでも高血圧になる心配は少ないとされています。

味噌の主な有効成分は大豆イソフラボン、大豆サポニン、酵素、褐色色素などです。

醤油

煮物や炒め物などの味付けにも、寿司、刺身など生ものを食べるときなどにも欠かすことのできない醤油は、味噌同様、日本を代表する調味料であり発酵食品でもあります。醤油特有の旨みや豊かな風味を生み出しているのは、多様なアミノ酸です。その中には血圧の上昇抑制に働くものも含まれており、醤油そのものの塩分による高血圧の心配はないと考えられています。醤油にも含有する褐色色素の「メラノイジン」には抗酸化作用があり、こちらも体をサビから守る効果を発揮しています。

醤油の主な有効成分は褐色色素とアミノ酸です。

酢の酸味のもととなる酢酸は体内でクエン酸隣、代謝アップや疲労回復、血糖値の急上昇の予防、コレステロール抑制にも効果があります。吸収されにくいミネラルの吸収率をあげ、有害物質の排出にも働きます。ただ熱に弱いため、そのままの状態で使用するか、加熱する場合にも火の通しすぎには注意が必要です。

酢の主な有効成分は酢酸とアミノ酸です。

甘酒(麹由来)

「飲む点滴」と呼ばれるほど栄養価の高い麹由来の甘酒は、疲労回復や美肌効果に抜群の効力を持っています。また代謝アップに働くビタミンB群や腸内環境を整えるオリゴ糖も含まれています。さらに食物繊維に似た働きで、コレステロールを減らす「レジスタントプロテイン」も含有しています。

甘酒の主な有効成分はビタミンB群、アミノ酸、レジスタントプロテインなどです。

酒粕

日本酒の副産物である酒粕には糖質を始め、たんぱく質、ビタミン類など多くの栄養分が含まれています。また抗酸化作用のある、アミノ酸の仲間「グルタチオン」も含有し、肝機能の強化に良いとされています。また麹酸の持つ美肌効果も期待されます。

酒粕の主な有効成分はビタミンB群、グルタチオン、アミノ酸、麹酸、麹菌などです。

納豆

大豆を納豆菌で発酵させて作られる納豆には、大豆由来の有効成分が多く含まれています。腸内環境の改善や血液サラサラ効果を始め、糖質の吸収を遅らせる働きも持っています。また血糖値の急激な上昇を防ぎ、インスリンの分泌を抑えることができると考えられています。

納豆の主な有効成分はナットウキナーゼ、大豆イソフラボン、大豆サポニン、大豆ペプチド、食物繊維、トリプトファンなどです。

漬物

ぬか漬けをはじめ、野沢菜漬け、しば漬けなどの発酵漬物は、善玉菌を増やし腸内環境改善に働く植物性乳酸菌がとても豊富です。特にぬか漬けはミネラルのほか、ビタミンB1も多く含まれており、糖の代謝アップや疲労回復、神経機能向上にも役立っています。発酵漬物は発酵が進むにつれて酸味が増してきますが、乳酸菌の働きによるもので栄養価も高まります。

発酵漬物の主な有効成分は植物性乳酸菌、ビタミンB1です。

発酵食品には体の負担を軽減し、人間が健康に生きていくための栄養や有効成分が多く含まれています。さらに食材を美味しくする効果や美容効果など発酵食品の持つ力は多種多様に広がっています。今回は主な発酵食品について、その代表する成分のみを簡単に掲載いたしましたが、まずはそれぞれの特徴や効果を知り、日々の食生活にどんどん取り入れていくことが望ましいと考えます。

発酵食品  発酵食品

コメントは受け付けていません。