酵食品くさやに含まれる栄養成分、健康効果

くさやはテレビなどでもよく見聞きする食品であるため、その存在を知る人はとても多いです。しかし、実際に食べたことがあるという人はあまり多くはなく、漠然と「においの強い発酵食品」というイメージをもつ方が多いです。
くさやには様々な栄養が含まれており、食べるとこで体を健康へと導きます。

くさやとは

くさやとはアジなどの鮮魚を腹開きにし、塩漬け発酵させたのちに「くさや液」と呼ばれる独特の調味液に浸けて乾燥させた食品です。くさや液が魚に染み込み、独特のにおいを放ちます。
最初は強いにおいはありませんでしたが、くさや液を継ぎ足しながら長年使用していたため、溶け込んだ魚の成分が発酵してにおいを放つようになりました。このにおいは腐敗のにおいではなく、発酵のにおいであるためくさやを食べても健康に害はありません。
主な生産地は東京都の伊豆諸島です。特に、新島、八丈島、伊豆大島、三宅島での生産が盛んです。
くさやの語源は新島の方言に由来していると言われています。新島では魚を「ヨ」と呼んでおり、「くさい魚」という意味で「クサヨ」と呼んでいました。それが使われているうちに変化して「クサヤ」となり定着しました。

くさやに含まれる栄養成分

くさやはアミノ酸、タンパク質、DHC、EPA、カルシウム、ナイアシン、コエンザイムQ10、ビタミンB6、マグネシウム、ビタミンD、ビタミンB12、タウリン、葉酸などの栄養成分を含みます。

くさやにがもたらす健康効果

1.鬱病予防
くさやにはナイアシンいう栄養成分が含まれています。ナイアシンとはビタミンB群の一種で、自律神経を安定させる成分があります。
強いストレスを感じると自律神経が乱れ、精神の状態も不安定になり鬱病へと進行するとされています。
ナイアシンを摂取することで鬱病の予防や鬱症状の緩和が期待できます。

2.二日酔い予防
くさやには肝機能を上昇させ、アルコールの分解を速める効果があります。
アルコールが翌日まで残りにくいため、二日酔いの症状緩和が期待できます。
何気なくお酒のおつまみにくさやを食べている人も多いですが、実はお酒とくさやは理にかなっている組み合わせです。

3.疲労回復効果
くさやにはタウリン、コエンザイムQ10という成分が含まれています。
タウリンとは魚介類に多く含まれる栄養成分で、疲労物質を分解する効果があります。
コエンザイムQ10には細胞の働きを活性化させる効果があり、エネルギーの代謝を向上させる作用があります。
疲労物質を分解し、エネルギーを効率よく使えるよう作用するためくさやは疲労回復に役立つと言えます。

4.胎児の奇形予防
くさやには葉酸という成分が含まれています。葉酸とはビタミンB群の一種で、赤血球やDNAを生成する働きがあります。そのため、胎児のDNA形成が行われる妊娠初期には特に必要な栄養成分とされています。
妊娠初期の葉酸摂取量が十分でないと正常なDNAが生成できず、胎児が奇形になる確率が高くなると言われています。
妊娠が分かってから葉酸を取り始めても充分間に合いますが、妊娠前から葉酸を摂取する事で胎児奇形のリスクをより低減させることができます。
葉酸は意識をして摂取しないと不足しがちな栄養素です。妊娠を望むのであれば、日頃から葉酸の摂取を意識しておく必要があります。

5.骨粗鬆症予防
くさやにはカルシウムとビタミンDが含まれています。
カルシウムは骨の強度を保つためには必要不可欠な栄養成分です。しかし、カルシウムは単体では体内に吸収されにくく、吸収を補助する栄養素がないとそのまま体外へと出てしまいます。
ビタミンDはそんなカルシウムの吸収を助ける役割があります。
カルシウムとビタミンDがバランスよく含まれたくさやは骨粗鬆症予防が期待できる食品と言えます。

発酵食品  発酵食品

コメントは受け付けていません。