発酵食品納豆に含まれる栄養成分、健康・美容効果

納豆は日本人のご飯のお供の定番とも言える食品です。毎日納豆を食べているという人も多く、日本の食卓にはなくてはならならないものです。
そんな納豆の健康効果や美容効果は意外と知られていません。納豆は栄養豊富な食品であり、食べることにより様々な効果をもたらします。

納豆とは

納豆とは蒸した大豆に納豆菌を加え、適温の中で豆を発酵させた食品のことです。粘って糸を引くことから関東より北の方では「糸引き納豆」と呼ばれることもあります。
「納豆」の語源はいくつかの説があります。
特に有力な説は寺の台所である納所(なっしょ)で僧侶が納豆を作って食べていたことから「納所豆(なっしょまめ)」と呼ばれていたものが納豆と呼び方が変わった説、納豆を壺や桶に貯蔵していたことから「容器に納めた豆」が縮んで納豆となった説、納豆はお供え物としても使われていたため「神様に納める豆」が縮んで納豆となった説などが挙げられます。

納豆に含まれる栄養成分

納豆にはタンパク質、脂質、ビタミンK、カルシウム、マグネシウム、食物繊維、イソフラボン、レシチン、大豆サポニン、大豆ペプチドなどが豊富に含まれています。
特に納豆独自の栄養成分であるナットウキナーゼには他の栄養成分には備わっていない効果を持っており、世界中から注目を集めています。

納豆がもたらす健康効果

1.脳梗塞、心筋梗塞予防
納豆にはナットウキナーゼが含まれています。
ナットウキナーゼとは納豆菌によって作られる納豆独自の酵素のことで、納豆の粘り成分の中に多く含まれています。
このナットウキナーゼには血栓を溶かす働きがあります。その効果は強力なもので、実験用の人口血栓であれば数秒で溶かしてしまうほどです。
そのため、脳や心臓の血管が血栓で詰まることで引き起こる脳梗塞や心筋梗塞の予防に役立つとされています。

2.更年期障害の緩和
納豆の原料は大豆であるため、大豆に含まれているイソフラボンも摂取することができます。
イソフラボンは体内で女性ホルモンと同じような効果をもたらします。
更年期障害の主な原因は加齢や閉経などにより女性ホルモンの分泌が減ることです。その結果、めまいや発汗、イライラ、情緒不安など様々な症状を引き起こします。
イソフラボンは不足した女性ホルモンを補うよう働くため、更年期障害の緩和に有効です。

3.骨粗鬆予防
納豆の原料である大豆にはカルシウムが豊富に含まれています。
しかし、カルシウムを多く摂取したとしてもカルシウムの吸収を助ける栄養成分が足りないと、カルシウムは吸収されることなく体外へ排出されてしまいます。カルシウムの吸収を助ける栄養成分はいくつかありますが、代表的なものがビタミンK、マグネシウム、イソフラボンが挙げられます。
納豆にはカルシウムの他に、カルシウムの吸収を助けるこれらの成分も豊富に含まれています。納豆を食べるだけで効率よくカルシウムが吸収できるため骨粗鬆症予防に効果的であると言えます。

4.便秘解消
納豆には食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維とは人間の消化酵素では消化できない栄養成分のことです。
食物繊維は消化されることなく腸まで届き便の排出に役立ちます。
水に溶けにくい不溶性食物繊維は水分を多く含む性質があるため、便の中に入ると便をかさ増しさせ、腸壁を刺激して便の排出を促す蠕動運動を引き起こす効果があります。
水に溶けやすい水溶性食物繊維は便の中でゲル状になり便を柔らかくするため、便を出やすくする効果があります。

納豆がもたらす美容効果

1.アンチエイジング効果
納豆に多く含まれる大豆サポニン、イソフラボンには強い抗酸化作用があります。
抗酸化作用とは体内で発生した活性酸素の働きを抑える作用のことです。活性酸素は血管や内臓、皮膚などの老化現象を引き起こす物質です。
この活性酸素の働きを抑制する力が強い大豆サポニンとイソフラボンが豊富に含まれる納豆はアンチエイジング効果が大いに期待できると言えます。

2.疲労回復効果
納豆には大豆ペプチドが豊富に含まれています。大豆ペプチドとは納豆菌によりタンパク質が分解される時に作られる成分で、疲労回復効果があります。
大豆ペプチドはタンパク質よりも吸収率が良いため、効率よく疲労を回復できます。

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