米と麹で作る発酵食品の甘酒その驚くべきパワーと作り方

『飲む点滴』とも呼ばれている甘酒は、ここ数年健康や美容のために取り入れているという人が急激に増えています。甘酒は米と麹と水を発酵させて作る発酵食品で、様々な健康効果が期待されています。今回は甘酒の驚くべきパワーと、家庭でも簡単に作ることができる甘酒レシピを紹介します。

麹菌によって甘酒はうまみと栄養が増す

甘酒は麹菌と呼ばれるカビの一種によって発酵されます。麹菌は私たち日本人には古くから身近にある微生物で、味噌や醤油を作るときにも欠かすことができない微生物です。カビというと有害なイメージがありますが、麹菌は体には全くの無害でむしろ良い影響をもたらしてくれます。甘酒を作る場合、麹菌は米のでんぷんを分解してブドウ糖へと変える働きをします。これが甘酒が砂糖を加えなくても甘くなる理由です。すでに分解されているでんぷんは体への吸収が早く、エネルギーに変換されるまでの時間が短いことも特徴です。発酵過程で甘酒の中にはビタミンB群が大量に増えるのですが、このビタミンB群は代謝をアップさせたり疲労を回復させたりする働きも期待されています。栄養吸収率が高くエネルギーになりやすい甘酒は、江戸時代には夏場の疲労回復のために飲まれていたほどです。

甘酒には美容効果も期待

しっかり発酵させて作った甘酒には、コウジ酸という美肌成分が含まれています。シミやくすみの原因となるメラニンの生成を抑制する効果が期待されています。また、ビタミンB群とコウジ酸には、皮膚や粘膜の保護や頭皮や健康的な髪の毛を生成する働きもあります。肌に直接良い影響を与えるだけでなく、甘酒を飲むことで腸内環境が整える効果も期待されています。腸の健康は肌の健康につながるといわれていて、腸内環境を整えることが美肌への近道だと考えられています。また、ビタミンB群には脂肪燃焼効果も期待されているため、ダイエットのサポートにもなります。

米と麹と水で簡単甘酒作り

手作りは難しいイメージがある発酵食品ですが、甘酒は意外と簡単に手作りすることができます。今回紹介する甘酒は、米と麹と水だけで簡単に作ることができるので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

◎材料

もち米・・・1合

米麹・・・200g

水・・・適量

炊飯器に洗ったもち米を入れ、おかゆの線まで水を入れて炊きます。おかゆが出来上がったら底からひと混ぜして、60度ほどになるまで冷まします。手でほぐした米麹をおかゆに加えてまんべんなく混ぜます。炊飯器の保温スイッチを入れて、ふたの代わりに布巾をかけて6時間から8時間ほど発酵させます。60度を超えると発酵がうまくいかないこともあるので、60度前後をキープできるように保温スイッチを入れたり切ったりすることをおすすめします。炊飯器でなく、温度設定ができるヨーグルトメーカーなどを使うと便利です。保温性の高い水筒に入れて発酵させてもいいでしょう。完成した甘酒は清潔な容器に移し替え、冷蔵庫で10日ほど保存が可能です。そのまま飲んでもいいですし、粒が気になるようならブレンダ―などで滑らかにして飲んでもいいでしょう。砂糖の代わりとして、ドレッシングや下味など様々な調理に利用するのもおすすめです。

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