発酵食品紅茶に含まれる栄養成分、美容・健康効果

日本でお茶というと緑茶をイメージする人が多いですが、英語の「tea(お茶)」は紅茶を意味します。
世界的にはお茶といえば紅茶を指すことが一般的で、120カ国以上で愛飲されているほど人気の飲み物です。
紅茶には様々な栄養成分が含まれており、飲むことで健康効果や美容効果をもたらします。

紅茶とは

紅茶とは摘み取った茶の葉や芽を乾燥、完全発酵させた後に、再度乾燥させた茶葉のことです。また、紅茶の茶葉に湯を注ぎ、葉に含まれる栄養成分や色を抽出した飲料のことです。
紅茶の発酵は微生物による発酵ではなく、茶の葉に含まれている酸化酵素による酸化発酵です。
紅茶は主にヨーロッパでよく飲まれており、中でもイギリスで愛飲されています。イギリス人は食事時の他に起床後や仕事の休憩中、勉強の合間などにも紅茶を楽しみます。そのため、紅茶がより楽しめるよう茶器や洋菓子なども数多く誕生し、洗練されました。
紅茶の主な原産地はインド、インドネシア、マレーシア、スリランカなどが挙げられます。紅茶の種類は豊富で、日本でよく知られている品種はアッサム、ダージリン、セイロンなどです。

紅茶に含まれる栄養成分

紅茶にはテアニン、カフェイン、カテキン、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール、タンニン、カリウム、サポニンなどの栄養成分が含まれています。

紅茶がもたらす健康効果

1.ウイルス感染予防
紅茶にはテアフラビン類という成分が含まれています。テアフラビン類はポリフェノールの一種で抗ウイルス作用があります。
猫の細胞を使った実験ではテアフラビン類の効果によりウイルスの感染力が1/1000になったという結果が出ました。これを受け、テアフラビン類が含まれる手洗い用消毒液やうがい溶液の開発が進められています。
テアフラビン類は日本で冬に大流行するノロウイルスやインフルエンザウイルスを不活性化状態にする効果があると期待されており、紅茶を飲むことでこれらの病気を発症するリスクを低減できます。

2.心疾患、呼吸器系の病気予防
紅茶には多くのポリフェノールが含まれています。ポリフェノールには、血中のコレステロール値を下げる効果があるため血液がサラサラになります。そのため、血液がドロドロになることで引き起こるとされている心筋梗塞などの心疾患や脳梗塞の予防になるとされています。
また、海外の研究では紅茶を多く飲む人はそうでない人と比べると呼吸器系の病気で死亡する率が低いという結果も出ており、呼吸器系の病気を予防する効果も期待できるとされています。

3.虫歯予防
虫歯とはミュータンス菌が作り出す酸により歯の表面が溶かされたり、穴が開いてしまったりした状態のことです。ミュータンス菌は食事や間食、甘い飲み物の飲用後に最も活動的になり、多くの酸を作り出し、歯を溶かします。
紅茶にはカテキン、フッ素が含まれています。
カテキンには強い殺菌作用があり、ミュータンス菌の増殖を抑制する効果があります。
また、フッ素は歯を丈夫にする作用があります。
カテキンとフッ素の効果により、紅茶は虫歯予防に役立つとされています。

紅茶がもたらす美容効果

1.美肌効果
肌組織のコラーゲンは糖と結びつくと性質が変わり、肌の老化を促進するようになります。紅茶に多く含まれるポリフェノールにはこのコラーゲンの変化を防止する働きがあるとされており、肌の潤いを保ちやすくします。
また、ポリフェノールはシミやそばかすの原因となる活性酸素の働きを抑制する作用もあり、美肌作りに効果的です。

2.ダイエット効果
ポリフェノールには腸で吸収される脂肪の量を減らす効果があるとされており、いつも通りの食事をしていても太りにくいと言われています。
また、内臓脂肪を燃焼させやすくする効果もあり、運動前に飲むと運動効率が上がりダイエットに繋がりやすいです。

3.冷え性改善
紅茶にはテアニンという成分が含まれています。テアニンとはアミノ酸の一種で、脳の興奮を鎮める作用があります。
脳の興奮状態がおさまると、体は緊張状態から解放されるため全身の血管が拡張します。すると、血行が良くなり指先や足先にも心臓からの温かい血液が届きやすくなるため、冷え性の改善に役立ちます。

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