発酵食品ヨーグルトの4つの健康効果

デトックス

代表的な発酵食品の一つのヨーグルトは、牛乳の成分に乳酸菌が加わり発酵したことで、風味が良くなり保存性が増した食品です。特に近年では、数々の栄養効果も発見され、その効果が期待されています。

ヨーグルトの歴史

ヨーグルトはロシアやヨーロッパの国々では、紀元前数千年前から食べられていたと言われます。その製法は、遊牧民が牛の他、ヤギや羊、水牛などの動物の乳を保存する方法として、自然に獲得しました。

ヨーグルトという名は、古いトルコ語の「攪拌する」「濃厚にする」という意味の「yogurmak」から生まれました。牛乳などの乳の中には乳糖という糖分が含まれていますが、乳酸菌はこの乳糖を分解し乳酸を作り出します。この乳酸により、ヨーグルトに牛乳にはない酸味ととろみが生まれ、独特のおいしさが生まれたのです。このヨーグルトのおいしさを人々が愛したからこそ、その製法が代々と伝え続けられてきたのでしょう。

ヨーグルトの便秘や下痢の改善効果

ヨーグルトは、乳酸菌によって作られる発酵食品ですが、その乳酸菌の一つ、ビフィズス菌は腸内の腐敗菌の増殖を抑え、腸の動きを活発にし、腸の働きを整える効果があります。そのため、ヨーグルトを定期的に摂ることで、便秘や下痢の改善が期待されます。

また、乳糖不耐症の人は、牛乳のラクターゼという乳糖を消化する酵素が欠損しているために、牛乳を飲むとおなかがゴロゴロしたり、下痢をしたりしますが、ヨーグルトは乳酸菌により乳糖の一部が分解され消化しやすくなっているので、その心配はありません。

ヨーグルトは肌トラブルの解消に有効

腸内でビフィズス菌が増えると、新陳代謝が活発になります。その結果、内臓の働きが活発になり、吹き出物などの肌トラブルが解消します。

さらに、ヨーグルトにはビタミンやミネラルなどの肌に大切な各栄養素がバランスよく含まれていますが、ビタミンCはあまり含まれていません。そこで、果物と組み合わせて食べれば、果物の甘みで食べやすくなるだけでなく、しみやそばかすなどの肌トラブルも予防できます。

ヨーグルトのがん予防効果

ヨーグルトに含まれるビフィズス菌は、N-ニトロソジメチルアミンなどの発がん物質を無毒化して排出する作用があります。さらに大腸では、発がん物質などの有害物質の生成に関わる悪玉菌の増殖を防ぎます。腸内環境が悪くなると免疫力が低下しますが、老化予防のためにも腸内の悪玉菌の増殖を抑えることは重要です。

また、乳酸菌の中には、免疫機能の活性化が期待されるものもあります。これらの乳酸菌は、感染症の原因となる体内に侵入してきた有害なウィルスを攻撃する能力を持つNK細胞を活性化します。このNK細胞はがん細胞も攻撃するので、がん予防にも効果的です。

ヨーグルトは骨粗しょう症を予防

牛乳の中のカルシウムは、発酵する過程でたんぱく質や乳酸と結びつきます。その結果、ヨーグルトは体内での消化吸収が良く、カルシウムを効率よく摂取することができます。

ヨーグルトによる乳酸菌やカルシウムの摂取は、特に女性の骨折リスクや骨密度の低下に効果的だという報告もあるようです。

ヨーグルトは不老長寿の食品

ノーベル生理学・医学賞を受賞したメリヤ・メチニコフは、今から100年も前に腸内細菌と食べ物の関係を研究し、乳酸菌を摂取することが長寿の秘密であるという「ヨーグルト不老長寿論」を唱えました。それを証明するのには困難もありましたが、現在では少しずつその正しさが証明されてきています。

古代から人々が食べてきたヨーグルトなどの発酵食品には、私たちに健康な暮らしをもたらす秘められた力が、まだまだたくさんあるのかもしれません。

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