発酵食品ヨーグルトのさわやかな3つの健康効果

日本のみならず、世界中で愛されている発酵食品ヨーグルトは、牛乳をはじめ、水牛、羊、山羊などの乳を乳酸菌によって発酵させ、そのあと凝固させた発酵乳の1つです。原料に由来するとても良質なタンパク質やカルシウム、ビタミン群を豊富に含み、さらには発酵後のさわやかな飲み口や美味しさも相まって、日本でも大変親しまれ、人気の高い発酵食品となっています。ヨーグルトには、主に牛乳のみで作られるプレーンヨーグルト、ショ糖を加えゼラチンや寒天で固めたハードヨーグルト、ドリンクタイプの飲むヨーグルト、アイスクリームのように凍らせたフローズンヨーグルトなど種類もさまざまありますが、最近ではメーカー独自の健康効果を持つ微生物を含んだ機能性ヨーグルトも競うように開発されており、中には特定保健用食品認可のものも含まれています。

このように近年、ヨーグルトが人間にもたらす健康効果が次々と明らかになってきていますが、その主な効果にはどのようなものがあるのでしょうか。

腸内環境を整える効果

ヨーグルトの健康効果で最も一般的だと言えるのがこの整腸作用です。ビフィズス菌をはじめ、ガセリ菌、アシドフィルス菌などの乳酸菌は、腸の健康に欠かすことのできない善玉菌です。ヨーグルトを摂取しこれらの善玉菌を増やすことで、腸内に悪影響をおよぼす大腸菌やブドウ球菌などの悪玉菌を減少させることができ、腸内環境や腸内細菌のバランスを健康的に保つことができるのです。加齢に伴って善玉菌は減少するため、善玉菌ごと美味しく手軽に食べることのできるヨーグルトは腸内の健康維持のサポートに適している発酵食品と言えるでしょう。

生活習慣病の予防やアレルギーを抑制する効果

ヨーグルトに含まれる乳酸菌には、アレルギーの抑制、血中コレステロールや血圧の上昇を予防する働きがあります。乳酸菌の多くは体内に入ると胃酸などによって、そのほとんどが死滅してしまいますが、それら死滅した乳酸菌は食物繊維などの養分となって善玉菌を増やす役割をし、血糖値を下げる効果をも生み出しています。

免疫力を高める効果

ヨーグルトの乳酸菌は免疫力を高める優れた効果も発揮しています。善玉菌による整腸作用によって便秘解消を促し、大腸がんのリスクを下げるとともに、細菌やガン細胞とたたかうNK細胞をサポートする効果があると言われています。実際に毎日ヨーグルトを摂取する人は風邪やインフルエンザなどにかかりにくいといった研究例もあり、特に免疫力の落ちてくる高齢者や小さな子どもたちがヨーグルトを積極的に摂取することは効果的だと言われています。

牛乳を飲むとお腹の調子を崩す人は少なくありませんが、これは原料である乳中に含まれる炭水化物「乳糖」を腸内で分解する酵素のラクターゼが少ない、または欠損していることが原因とされています。特に日本人の腸内にはラクターゼという酵素の少ない場合が多く、乳糖が分解されないまま腸壁を刺激するため下痢やゴロゴロとした腹痛を起こしやすくなるのです。しかしヨーグルトを作る乳酸菌は活性のラクターゼをもともと含有していて、発酵中にあらかじめ乳糖を分解するので、牛乳の乳糖が原因でお腹を壊してしまう人でも、ヨーグルトであれば安心して食べること、飲むことができます。

発酵食品  発酵食品

コメントは受け付けていません。