発酵食品テンペに含まれる栄養成分、美容・健康効果

テンペとは日本人にはあまり馴染みのない食品ですが、「日本人の体質に合うスーパーフード」と呼ばれています。その理由は、テンペの原料である大豆を日本人が食べ慣れているため舌に合いやすいためと言われています。
テンペは栄養豊富な食品で、食べることで様々な健康効果や美容効果をもたらします。

テンペとは

テンペとは茹でた大豆にテンペ菌という菌を付着させて豆を発酵させた食品です。テンペ菌はハイビスカスやバナナの葉に多く付いており、大豆をそれらの葉に包んで発酵させます。
テンペはインドネシア発祥の伝統的な発酵食品で、400年以上前から存在していたとされています。
テンペ菌はクモノスカビと言う白カビの一種であるため、テンペの完成品は大豆の表面が白いカビで覆われています。クモノスカビは食べても問題のないカビであるため、テンペを口にしても健康に害が出ることはありません。
テンペには発酵食品独特の香りや酸味がないことが特徴です。味は栗やナッツのようなあっさりとした味わいです。
テンペは大豆が原料であるためベジタリアンやビーガンも口にできる食品です。そのため、貴重なタンパク源として重宝されています。

テンペに含まれる栄養成分

テンペにはタンパク質、イソフラボン、食物繊維、GABA、ビタミンB群、ビタミンE、マグネシウム、カルシウム、カリウム、レシチン、ポリアミン、ペプチドなどの栄養成分が含まれています。

テンペがもたらす健康効果

1.癌予防効果
テンペにはイソフラボン、ペプチドなどの抗酸化物質が多く含まれています。これらは癌予防成分と呼ばれています。
イソフラボンは女性ホルモンのような働きをし、卵巣癌や子宮癌など女性特有の癌予防が期待できるとされています。
抗酸化物質は癌の原因とされている活性酸素の働きを抑制する効果があり、様々な癌の予防効果があると考えられています。
実際、大豆をあまり摂取しない欧米諸国と大豆をよく摂取するアジア諸国を比べるとアジア諸国の方が発癌率が低いと言う研究結果があります。

2.心臓病予防
テンペには大豆タンパク、ペプチドが豊富に含まれています。
大豆タンパクとは大豆由来のタンパク質のことで、1日に25g摂取すると心臓病のリスクを大幅に下げるという研究結果が発表されています。
ペプチドには抗酸化作用や抗炎症作用があります。これにより、血管を酸化や炎症損傷傷から守ることができるため心臓病を発症しにくくなります。

3.疲れ目予防
テンペにはビタミンB群が含まれています。ビタミンB群とは様々なビタミンの総称であり、それぞれ発揮する効果が異なります。
ビタミンB1には視神経を活性化する効果があり、筋肉の疲れを和らげます。
ビタミンB6には目の細胞の新陳代謝をサポートする効果があり、眼精疲労を改善します。
ビタミンB2やB12は視神経の働きを正常に保つ効果があります。

4.更年期障害の緩和
更年期障害とは加齢や閉経に伴い女性ホルモンの分泌量が減少することにより、女性の体に起こる体の不調の総称です。主に、めまい、頭痛、発汗、イライラ、抑鬱などの症状が現れます。
テンペにはイソフラボンが多く含まれています。イソフラボンは女性ホルモンに似た働きをします。減少した女性ホルモンを補うようイソフラボンが作用するため、更年期障害の緩和が期待できます。

テンペがもたらす美容効果

1.肥満予防効果
テンペには食物繊維が多く含まれています。
食物繊維の一種である不溶性食物繊維は水に溶けにくく、水を吸うと膨張する性質を持っています。不溶性食物繊維が胃の中で膨張することで少量で満腹感を得やすく、食べ過ぎ防止に繋がります。
また、食物繊維は体内の消化酵素では分解できないため腹持ちがよく、間食防止にも役立ちます。

2.美肌効果
テンペにはイソフラボン、ポリアミンという成分が含まれています。
イソフラボンは肌のハリや弾力を生み出すコラーゲンの生成を促進する効果があります。
ポリアミンとはテンペ菌に含まれるアミノ酸の一種で、肌の水分量を保持する働きがあります。

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