発酵食品に癌抑制効果があると言われている理由

日本人の2人に1人は癌にかかり、3人に1人は癌が原因で死亡しています。そんな恐ろしい病気の癌予防として発酵食品が効果的と言われています。
発酵食品を食べれば癌にかからないと言うわけではありませんが、発酵食品を摂取している人はそうでない人と比べると癌の発症率が低いことは事実です。

癌とは

癌とは生体にできる悪性腫瘍、肉腫の総称です。
様々な要因により発生した癌細胞は増殖を続け、臓器を侵食し始めます。増えた癌細胞はやがて血液を経由して他の臓器へも転移し全身へと広がります。
癌は放置をすれば命を奪う病気で、男女ともに日本人の死因第一位です。
癌は全身のあらゆる場所に発生する可能性があり、胃や肺などの内臓、血液、骨、皮膚にできる癌があります。
癌は一般的には胃癌、肺癌というように侵食された部位の名前をとって呼ばれることが多いですが、例外もあります。それが白血病と脳腫瘍です。白血病は血液の癌、脳腫瘍は脳の癌です。病名に癌と入っていませんが、これらも癌の一種です。

癌細胞が増殖する原因

癌の原因は遺伝や生活習慣、食生活、運動不足などが関係していると言われていますが、はっきりとは解明されていません。
人の体は細胞分裂を繰り返しながら生命体を維持しています。細胞分裂の際、元のDNAをコピーして同じ細胞を作りますが、コピーミスを起こし異常な細胞ができることがあります。このコピーミスを起こした細胞が癌細胞の元であると考えられています。
細胞のコピーミスは健康な体の中でも日々起こっており、1日に5000個もの癌細胞が発生していると言われています。癌細胞はその都度、免疫細胞(リンパ球)に退治をされています。
しかし、高齢になると細胞のコピーミスが増えるばかりでなく免疫細胞の働きが衰えていきます。すると癌細胞は増える一方のため、やがて細胞を侵し、癌へと進行していきます。
若い人よりも高齢者の方が癌にかかりやすいことから、癌は老化の一種と考える学者も多いです。

発酵食品に抗癌作用があると言われている理由

癌にかかる理由は、免疫細胞が癌細胞を退治する速度よりも癌細胞が増える速度の方が早いためです。
発酵食品には乳酸菌やオリゴ糖、食物繊維を含むものが多く、腸内の善玉菌を増やす働きをします。腸内の善玉菌が増えると免疫細胞が活発になる、毒素を排出する、血液がサラサラになるなどの効果をもたらします。
免疫細胞が活性化すると癌細胞を退治する力が上がるため、発酵食品は癌予防に効果的と考えられています。

抗癌作用が期待できる発酵食品

ラットを2つのグループに分け、一方のグループには普通の餌を与え、もう一方のグループには同じ塩分量になる味噌を与え癌の発生率を比べた実験があります。
結果は味噌を摂取したラットの方が、胃に悪性腫瘍が発生する割合が20%も低いというものでした。
また、毎日味噌汁を飲んでいる人と全く味噌を摂取していない人を比べると胃癌や乳癌の発生率が全く違うという統計も出ています。乳癌に関しては、毎日味噌汁を飲んでいる人の方が40%も癌の発生率が低いという結果が出ました。
詳しい理由は解明されていませんが、味噌に癌予防効果があるのではないかと注目を集めています。
他に、納豆、ヨーグルト、キムチ、ぬか漬け、チーズなども癌予防になるとされています。

発酵食品  発酵食品

コメントは受け付けていません。