
砂糖は、肥満や糖尿病、虫歯など原因となったり、その習慣性が気になったりします。そこで、摂取量を減らしたいと思っているけれどどうしたらいいのか悩んでいる人はいませんか。ダイエット中なので砂糖を控えたいけれど、甘いものが食べたいと思っている人もいるかもしれません。
甘酒や本みりんなどの発酵食品を上手に使えば、砂糖を使わずに美味しいお料理やスイーツを作ることができます。砂糖の代わりに甘酒や本みりんを使ったレシピから、3つのレシピを紹介します。
発酵食品甘酒レシピ・わらびもち
江戸時代には夏バテ防止の健康飲料として親しまれていた甘酒は、必須アミノ酸やビタミン類などのたくさんの栄養が含まれています。加熱せずに飲む方が、微生物や酵素の働きが期待できますが、加熱してもたっぷりの栄養素は消えません。和のスイーツで、ほんのりとした甘さを楽しんでみてはいかがでしょうか。
【材料】
・甘酒 250㏄
・片栗粉 50g
・きな粉 適量
・黒蜜 適量
【作り方】
1.甘酒と片栗粉を鍋に入れて弱火にかけ、常にかき混ぜます。
2.もちのような固さになったら火を止め、バットなどに移し、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やします。
3.スプーンなどで一口大にして皿に盛り、きな粉をかけます。好みで黒蜜をかけてもよいでしょう。
発酵食品本みりんレシピ・卵焼き
みりんには本みりんとみりん風調味料がありますが、本みりんが発酵食品であるのに対し、名前は似ていますがみりん風調味料は発酵食品ではありません。本みりんはもち米と米麹、焼酎などの醸造アルコールを仕込み、じっくりと発酵させて作ります。ブドウ糖やオリゴ糖を多く含む本みりんは、砂糖に比べて甘みがマイルドで、ふっくら色鮮やかな卵焼きに仕上がります。
【材料】
・卵 3個
・本みりん 大さじ2
・だし 大さじ3
・淡口しょう油 小さじ2
・サラダ油 大さじ1
【作り方】
1.ボウルに卵を割りほぐし、本みりん、だし、淡口しょう油を加えて混ぜます。
2.卵焼き用のフライパンで卵液を3回に分けて入れ、卵焼きを作ります。
3.粗熱が取れたら、食べやすい大きさに切って皿に盛りましょう。
発酵食品甘酒レシピ・パンケーキ
朝食にも活躍するパンケーキですが、牛乳の代わりに甘酒を使えば、ほんのり甘くて、もちもちとした食感になります。どうしても甘さが欲しい場合は、フルーツソースやはちみつ、メイプルシロップで甘さを加えてください。お好みで生クリームやバターなどを添えてもいいでしょう。
甘酒の代わりにヨーグルトを使っても、ももちもちとした食感が味わえます。ただし、甘酒のようなほんのりとした甘みがありませんから、メイプルシロップなどの甘みを添えましょう。
甘酒の量が少なければ比較的ふんわりと、多ければよりもちもちとしたパンケーキになりますので、何度か焼いて自分の好みのレシピを見つけて下さい。
【材料】
・小麦粉 100g
・ベーキングパウダー 小さじ1.5
・塩 小さじ0.5
・卵 1個
・甘酒 200㏄(好みで増減)
【作り方】
1.小麦粉とベーキングパウダーを合わせてふるっておきます。
2.ボウルに粉類と塩、卵、甘酒を加えて、泡立て器で少しずつ混ぜていきます。
3.フッ素加工のフライパンを熱し、濡れ布巾にのせて一度冷やしましょう。
4.2の生地の適量をフライパンに入れ、弱火で焼きます。
5.表面にプツプツと穴があいてきたら裏返します。
6.美味しそうな焦げ色になったらできあがりです。残りの生地も同じ方法で焼いて下さい。