発酵食品奈良漬けに含まれる栄養成分、健康・美容効果

奈良漬けは独特の香りが特徴の漬け物です。癖が強いため苦手と感じる人もいますが、好きな人にはたまらない一品です。
おつまみにもご飯のお供にもなる奈良漬けですが、摂取することで様々な健康、美容効果が期待できます。

奈良漬けとは

奈良漬けとは白瓜などの野菜を調味料を加えた酒粕に漬け込んだ漬け物です。奈良漬けは粕漬けと呼ばれる漬け物の種類の一種です。
昔は白瓜を酒粕につけたものだけを奈良漬けとは呼んでいましたが、現代では未成熟の小さなスイカ、きゅうり、大根などを酒粕につけたものも奈良漬けと呼びます。
奈良漬けと呼ばれるようになった由来は、奈良県で生産が盛んであったためです。奈良県は古代より清酒の産地で、酒造りの時にできる酒粕を再利用するために奈良漬が誕生しました。
奈良漬け作りには手間暇がかかり、少なくとも完成まで1ヶ月はかかります。しかし、酒粕に入れて1ヶ月のものは奈良漬けの中では浅漬けで、最も美味しいと言われているべっこう色の奈良漬けにするためにはさらに長い時間酒粕に漬け込む必要があります。

奈良漬に含まれる栄養成分

奈良漬けにはナトリウム、ビタミンB群、マンガン、食物繊維、ナイアシン、銅、リン、タンパク質、鉄、カリウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛などの栄養成分が豊富に含まれています。
奈良漬けには微量ですがアルコールが含まれます。妊婦や乳幼児は摂取を避けた方が良いとされています。

奈良漬けがもたらす健康効果

1.高血圧予防
奈良漬けにはナトリウムとカリウムが含まれています。ナトリウムには血圧を上げる作用があり、摂りすぎると高血圧の原因となるだけでなく、腎臓への負担も大きくなります。
一方のカリウムはナトリウムを尿として体外へ排出させる働きがあります。
奈良漬けはナトリウムを多く含む食品ですが、カリウムがその排出を助けるため高血圧予防となります。

2.偏頭痛の緩和
奈良漬けは酒粕に多く含まれるニコチン酸も含んでいます。ニコチン酸とはビタミンB群の一種で、タバコなどに含まれるニコチンとは全くの別物です。
ニコチン酸には血流を良くする働きがあります。そのため、脳の血流の滞りが原因とされる偏頭痛緩和に役立つとされています。

3.癌予防
奈良漬けにはα―ハイドロオキシ酸という物質が含まれています。このα―ハイドロオキシ酸は癌予防に役立つと注目を集めている物質です。
α―ハイドロオキシ酸には癌細胞の増殖や発生を抑制するNK(ナチュラルキラー)細胞を活性化させる働きがあります。
奈良漬けを食べることによりNK細胞が活性化するため癌抑止効果が高まるとされています。特に胃癌や大腸癌の予防に効果的とされています。

奈良漬がもたらす美容効果

1.美肌効果
奈良漬けにはアミノ酸、ペルチド、酵母などが豊富に含まれています。これらは美肌に効果的とされている栄養成分で、主に保湿効果、ターンオーバーの促進が期待できます。
さらに、メラニン色素の働きを抑える効果もあるためシミやそばかすの発生を防ぐ効果も期待できます。

2.リラックス効果
奈良漬けにはビタミンB群が多く含まれています。ビタミンB群は別名「精神的ビタミン」と呼ばれており、心を落ち着かせる効果があります。
ストレスは肌荒れや不眠、便秘、鬱などの原因となると言われています。少しでもリラックスをすることでこれらを予防できる可能性があります。

3.肥満予防
奈良漬けにはでんぷん質の分解を遅くする物質が含まれています。そのため、奈良漬けを摂取することで脂肪の蓄積が少なくなるとされています。
脂肪の蓄積が少なくなるということは太りにくくなるということであるため、肥満予防になると言えます。

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