乳幼児も飲用可能、発酵食品甘酒の効果

甘酒は栄養豊富な発酵飲料です。しかし、甘酒には「酒」という言葉が入っているため子供、特に乳幼児には与えてはいけないと思っている人が多いです。
実は甘酒は2種類あり、一方は子供に与えることを控えた方がいいとされていますが、もう一方は子供でも安心して飲むことができます。

甘酒の種類

甘酒には酒粕を原料としたものと、米と米麹を原料とするものがあります。
酒粕甘酒は、酒粕、砂糖、水を火にかけて作ったものです。酒粕にはビールとほぼ同等の6~8%のアルコール分が含まれており、それを原料とする酒粕甘酒にも多少のアルコールが含まれます。そのため、子供や妊婦、授乳期の女性は飲用を控えた方が良いとされています。
一方の米麹甘酒は子供から高齢者まで誰でも安心して飲むことができます。

乳幼児でも甘酒を飲むことができる理由

1.アルコール分が含まれていないため
米麹甘酒は柔らかく炊いた米に米麹と水を混ぜて発酵させたものです。原料に酒粕は使われておらず、アルコール発酵もしないため米麹甘酒にアルコールは含まれていません。そのため、乳幼児でも安心して飲むことができます。

2.砂糖不使用のため
乳幼児は内臓の働きが未発達であるため、調味料の使用量に制限があります。砂糖も例外ではなく、使用を控える必要があります。
甘酒は口に入れると甘みを感じますが、それは米に含まれるデンプンが麹菌の働きによりブドウ糖に変化するためです。ブドウ糖は野菜や果物等にも含まれる天然の成分であるため乳幼児が摂取しても問題ありません。

3.アレルギーを発症する可能性が低い
乳幼児の離乳食を開始する際、まずお粥で食べる練習を始めます。それは、米がアレルギーを発症しにくい食物であるためです。
米麹甘酒に使用され材料は米、米麹、水のみです。お粥でアレルギー反応が出なかった乳幼児であれば、米麹甘酒でもアレルギーが出る心配がありません。

乳幼児へ甘酒の与えるメリット

1.消化吸収が良い
米麹甘酒にはブドウ糖が豊富に含まれています。ブドウ糖とは、糖を体が吸収できるサイズまで分解した状態のものです。
乳幼児は消化機能も未発達であるため、大人ほど食材の栄養成分を効率よく吸収できません。しかし、米麹甘酒であれば、すでに吸収できる状態のブドウ糖が豊富であるため、胃や腸に負担をかけることなく効率よく栄養を補給することができます。

2.栄養豊富
米麹甘酒にはブドウ糖、ビタミンB群、食物繊維、オリゴ糖、アミノ酸、ペプチド、アミラーゼなどの栄養成分が豊富に含まれています。
これらはエネルギーを作り出したり、便の排出をしやすくしたり、消化機能を助けたりと様々な効果をもたらします。

3.おやつの代わりになる
乳幼児はまだ胃が小さいため、1日3食の食事だけでは必要な栄養成分を摂ることができません。そのため、午前と午後に栄養を補うおやつが必要です。
乳幼児のおやつは大人が口にするような菓子類ではなく、エネルギーや栄養が補給できるおにぎり、芋類、果物、乳製品などが良いとされています。
米麹甘酒は砂糖不使用な上、栄養豊富であるため乳幼児のおやつには最適です。市販菓子のような強い甘みはありませんが、ブドウ糖の天然由来の優しい甘さもあるため米麹甘酒を苦手とする乳幼児は少ないようです。

乳幼児への甘酒の与え方

1.時間を決めて与える
砂糖を使用していなくても、1日に何度も甘酒を与えれば虫歯の原因となります。食事やおやつの時間をしっかりと決め、その時間に与えるようにして下さい。

2.量を決めて与える
甘酒に多く含まれるブドウ糖には血糖値を上げる作用があるため、満腹感を得やすいです。与えすぎるとすぐに満腹になり食事を食べなくなってしまう可能性があるため、1度に与える量を決め、それ以上は与えないようにする必要があります。

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