発酵食品ぬか漬けに含まれる栄養成分、健康・美容効果

ぬか漬けは塩分を多く含む食品であるため「体に悪そう」というイメージが強く、敬遠する人も多いです。しかし、ぬか漬けは生野菜よりも多くの栄養成分を含んでいるため、適切な量を摂取すれば様々な効果をもたらします。

ぬか漬けとは

ぬか漬けとは米ぬかを使って作ったぬか床に生野菜を入れ、野菜を発酵させた漬け物のことです。ぬか床は米ぬか、水、塩、昆布、鰹節、唐辛子などを入れて作り、数日をかけて乳酸菌を発酵させます。
ぬか床にはきゅうり、なす、大根、人参、白菜等の野菜を漬けることが多いです。ぬか床に長期間つけたぬか漬けを古漬け、またはひね漬けと呼び、あまり漬かっていないものを浅漬け、または一夜漬けと呼びます。
野菜以外にも魚、肉、ゆで卵、 こんにゃくを漬けることもあります。ぬか床に含まれる乳酸菌がタンパク質を柔らかくするため魚や肉はふっくらと仕上がります。また、ぬか床の塩分が浸透して適度な下味がつくため調理を簡単にする効果もあります。

ぬか漬けに含まれる栄養成分

漬ける野菜の種類により多少異なりますが、ぬか漬けには乳酸菌、たんぱく質、カルシウム、炭水化物、ビタミンB群、ビタミンA、ビタミンC、食物繊維、酵素、鉄分などが豊富に含まれています。
ぬか漬けに含まれる乳酸菌は植物性乳酸菌という強い菌であるため、生きたまま腸に届きやすいです。

ぬか漬けがもたらす健康効果

1. 便秘解消
ぬか床には多くの植物性乳酸菌が含まれています。このぬか床に野菜を漬けることにより野菜の中にも植物性乳酸菌入り込むため、ぬか漬けを食べることで多くの植物性乳酸菌を摂取することができます。
植物性乳酸菌は酸に強い菌であるため唾液や胃液などの消化酵素で死ぬ数が少なく、生きたまま腸に届きやすいです。
生きたまま腸に届いた植物性乳酸菌は腸内の悪玉菌を減らし、善玉菌を増やす働きをします。善玉菌は排便を促す蠕動運動を起こす働きがあるため便秘解消に繋がります。

2.抗癌作用
若く健康な人間の体内でも毎日3000~5000個程の癌細胞が発生していると言われています。癌細胞はその都度免疫細胞によって退治されていますが、癌細胞が増えすぎたり免疫細胞の働きが弱まったりすると、退治する癌細胞よりも発生する癌細胞の方が多くなるため癌へと進行します。
ぬか漬けに多く含まれている植物性乳酸菌には善玉菌を増やす働きがあります。善玉菌は体に害を及ぼすウイルスや細胞を攻撃する役割も担っています。
癌細胞の多くは腸内で発生するという研究結果もあり、善玉菌が増えて免疫力が上がることにより癌予防に繋がるのではないかと注目を集めています。

3.動脈硬化の予防
ぬか漬けに多く含まれる食物繊維には、腸内でコレステロールや脂肪分を包み込み体外に排出する働きがあります。
コレステロール値が高くなると血液がドロドロになるため、血管に張り付いて血流を悪くします。血流が悪くなると血管には負担が掛かり、やがて血管の収縮性を欠いた動脈硬化という状態へと陥ります。
血管の収縮性がなくなると血液を流す力がさらに弱まり、やがて血管が詰まり心筋梗塞や脳梗塞を引き起こします。
これらの病気を予防するためにもコレステロール値のコントロールが必要と言えます。

ぬか漬けがもたらす美容効果

1.ダイエット効果
ぬか漬けには食物酵素が多く含まれています。食物酵素は体内に取り入れると代謝量を上げる働きをします。代謝機能が上がるということは、日常で消費するカロリーが多くなるということです。
つまり、いつもと同じ生活をしていてもカロリーの消費量が上がっているため、ダイエット効果が期待できるというわけです。
酵素を取り入れたダイエットは比較的効果が表れやすいと言われおり、短期間でダイエット効果を実感しやすいです。

2.美肌効果
①シミ予防
シミの原因は活性酸素であると言われています。活性酸素とは体内に取り込まれた酸素が変化したもので、他の物質と反応しやすい性質を持っています。
活性酸素はメラノサイトを刺激して黒色メラニンの生成を促し、シミを作り出す事があります。
ぬか漬けに含まれる植物性乳酸菌や酵素には、この活性酸素の発生を抑制する効果があります。また、ぬか漬けに多く含まれるビタミンCには活性酸素の働きを抑える働きがあります。
植物性乳酸菌、酵素、ビタミンCの働きによりシミ予防効果が大いに期待できます。

②保湿効果
米ぬかには米油という油が多く含まれています。この米油は保湿、保水効果がとても高い油です。そして、植物由来のため肌にとても優しいという特徴もあります。
そのため、毎日ぬか床をかき混ぜることで米油が手肌に馴染み、手の乾燥を防ぎ手荒れ予防になることが期待できます。

発酵食品  発酵食品

コメントは受け付けていません。